風景の中の人物を撮るストロボプロセス

本日のテーマは 風景の中の人物を撮るストロボプロセス です。

今日の記事は中級者向け、ストロボ初心者向けのお話しです。カメラ操作はなんなくできてマニュアルモードでも撮影しているけど、ストロボをカメラから離して使いたいと言う方向けです。

その中でも、美しい風景の中に人物を入れて撮りたいという方は多いのではないでしょうか。そんな時の撮影プロセスです。今日の記事は文字が多めになりますがよろしくお願いします。

e0350463_18323536.jpg

スピードライト(ストロボ)については 簡単?めんどくさい?ストロボの基本のき の記事に基礎的な事をまとめています。


相手(モデル)がいる場合は、撮影のプロセスが大事です。モデルさんの負荷を軽減するためにも円滑に設定して撮影したいものです。


自分のストロボのGNを知っておく

撮影以前の問題として、自分のストロボがどのくらいの明るさなのかをしらないと調整ができません。ストロボの説明書にGN(ガイドナンバー)が書いていますのでここは必ずチェックしてみてください。ISO100で○mの時 照射角○mの時 という条件がかいていますのでここも気を付けてください。


ロケーションハンティングをする

現場でまず行うのはロケハンです。自分が背景にいれたい場所を実際にカメラをもって撮影しながら探します。画角によるレンズチョイスもここで決まってきます。この時、ライトスタンドを置ける場所、モデルさんが立てる場所も考えて探します。

ライティングする方向は、わからないうちは図のようにとりあえず45度の位置からモデルさんを照らすと良いと思います。そのつもりでスタンドが立てられる場所を探します。

e0350463_18325569.jpg

露出を決める

場所が決まったら、風景をどのくらいの露出で撮るかを決めます。風景の良さを活かしながら撮るばあいは風景に露出を合わせます。この時はまだライティングそのものは考えなくていいです。ライトなしで撮りたい風景の理想の露出を決めてしまってください。ただ、ストロボは同調速度が通常発光だと1/200秒より遅くないといけないので、ハイスピードシンクロできない場合は、1/200秒以下という縛りがあるのを忘れないでください。

1/200秒以下だとどうしても明るすぎる場合はNDフィルターをつけます。しかし、NDをつけるとストロボの光量も強さが必要になります。以下ハイスピードシンクロなしの通常発光での話になります。


ライトスタンドをセットしてライトの光量を決める


露出が決まったら、ライトスタンドをセットしてそれに合わせてライトの光量を決めます。基礎でも書きましたが、だいたい

GN=距離○m×F○ (ISO100の場合)

で見当がつきます。


例えば、あなたのストロボが一番強い状態でGN50だとします。ISO100、F5でストロボが被写体から2m離れていればGNは10です。ということは光量を1/4にすれば大体狙った明るさが得られます。しかし注意してほしい事がありますので下を読んでください。

露出を決めたときになんらかの事情でISOをあげている場合はその分ストロボ光量を抑える必要が出てきます。ISO感度を100から400にしている場合はGN5になります。
計算するとF5×2m÷√(設定したISO感度/100)=5 という事です・・・計算嫌いだな(笑

そして、ディフューザーとして何を使うかでも少し変わってきます。ソフトボックスなどを付けると光量は落ちますのでそれを考慮して明るめに調整します。この時点ではアバウトでいいのでセットしてください。後でちゃんと調整します。実践では数式よりも撮ってみてモニターで結果を見た方が早いです。

(もし、NDを使う場合はそのNDによる減光も考慮します。また、シャッタ―速度が遅いと明るくなるというイメージがありますが、ストロボの光自体は一瞬なので明るさは変化しないので考慮しなくて大丈夫です。1/200秒以下というのだけ気を付けてください。)



モデルさんに立ってもらう

どの位置からどう撮るかが決まって、ライトスタンドも置きました。ストロボの光量はとりあえず調整しました。やっとここでモデルさんに入ってもらいます。モデルさんのメンタルや体力を考えれば、準備が最低限おわってから入ってもらうのが良いと思います。ちゃんと準備していても途中で変更したりするのでモデルさんには待ってもらう事になります。まして準備もしていないうちから撮影状態で待たせるのは失礼です。



全体の確認をする

GNはあくまでも目安です。実際は数字通りにはいきません。基本のストロボ光量は決めていても微妙な差があったりするので、一度撮影してみてモニターやヒストグラムでチェックしてください。明るければストロボの光量を落とします。暗ければ上げます。ストロボ光量でうまく調整できない時は距離を少し離せば光量が落ちます。

また、風景に余分なものがはいってないかも見ておきます。もう一度撮って再度確認してOKなら本番です。ポージングを支持しながら撮影していきます。


まとめ

  • GNナンバーを知っておく
  • ロケハンしてアングルや露出を風景を元に決める
  • ライトスタンド(ストロボ)を配置して光量を調整する
  • モデルさんを入れて撮ってみて、確認、再度細かく調整する
  • 本番にはいる


この順番でやると大体はスムーズに撮影が運びます。ロケハンやライトを調整している間はモデルさんには準備や休憩してもらっておけばよいでしょう。初めては緊張するかもしれないし、順番もうまくいかないで当然です。根気よくつきあってくれるようにモデルさんには最初にお願いしておくと良いと思います。

屋外の撮影なので、モラルとしてほかの人の迷惑にならないように撮影したいものです。


読んでいただきありがとうございました。











WEBサイトのコンタクトページ
http://k-illust.wix.com/kenzo-photography#!contact/c1m1u

FB
https://www.facebook.com/kenzopics

WEB
http://k-illust.wix.com/kenzo-photography



人気ブログランキングへ
[PR]
by kenzosyasin | 2016-10-02 19:02 | 写真の実践

写真初心~中級者の方が写真がもっと楽しく、もっと上達する為の方法を書いていきます。


by kenzosyasin