食べ物を美味しそうに魅せるコツ
2016年 09月 28日
本日のテーマは instagramの編集機能で食べ物を美味しく魅せる です。
今回はinstagramの編集機能を使いながら、食べ物を美味しそうにみせるコツをお伝えします。instagramの編集機能を使っていますが、普通にライトルームやフォトショップでも応用できます。
携帯カメラを使うにしろ、一眼レフを使うにしろ、これから食べ物を撮ってみたい人の足掛かり程度にはなると思いますので読んでみてくださいね。フード写真は奥が深くて、僕の腕ではなかなか難しい世界ですが、ちょっとしたコツくらいであればお伝えできます。
instagramとは?
知らない人はいないと思いますが、簡単に説明すると、写真を編集して保存、共有できるスマートフォン、iphone向けのアプリです。黒柳徹子さんもinstagramはじめたみたいですね(笑
では最初にコツを書いていきます。
美味しく魅せるには色温度を考える
一番大事なのがここだと思います。食べ物は暖かいから美味しいとか冷たいから美味しいとかありますよね? 色にも色温度があって温かみがある色と冷たさを感じる色があります。色の用語でいうとそういうのは暖色、寒色といわれるものです。
といっても簡単に考えてください。涼し気ないろは青っぽくて、暖かいものはオレンジっぽい色をしているでしょう?例えばお肉屋さんの肉のケースの明かりはわざとオレンジ色(暖色)です。何故かといえばオレンジにすることで肉の赤みが強くでて、新鮮さが引き立つからです。一方、冷たさが要求されるアイスは青白い色(寒色)を基調にしたデザインや看板が使われます。
写真でも人の心理に沿って色温度を決めると人はそこに反応してくれます。全ての事には理由があると言う事です。
どこが一番魅せたいのか
風景でもなんでも、写真にはメインとなる部分がそんざいします。そこをちゃんと見せてあげる事で魅力がでます。この話は 心惹かれる風景写真を撮るコツ の記事でも言った通りです。ラーメンを撮ってるのだからラーメンが主役ではありません。 ラーメンの器の中のどこが主役なのかまで突き詰めます。
構図はシンプルに
構図に自信がない場合はシンプルにいきましょう。意図なく斜めにしたりすると、ただ形が崩れている様にしかみえません。なるべくきっちり水平をとって安定感を出す事で、料理そのものの美味しそうな感じだけに意識がいきます。
※斜めに撮るのはどんな時かは 写真に躍動感を出す方法② を読んで頂ければわかるとおもいます。
場合によっては傾き補正やトリミングする
モバイルのカメラは単焦点状態なのでどうしても余計な部分が入ったりもします。場合によってはトリミング、傾き補正するのもありです。画像サイズは変わりますが、SNS投稿などではその辺りは気にしなくても良いと思います。
それでは編集をしてみたいと思います。今回は簡単に撮ったラーメンの写真を作例に選びました。余裕があるなら撮る時の環境にあわせて光を読んで撮影すると、編集した時によりよくなるのは間違いありません。
※光の読み方については 光を読んで撮影アプローチ力をアップさせよう でお伝えしました。
ラーメンを編集してみる
写真はipad air2のカメラで撮りました。
上の右側にある工具のマークを押して編集画面にはいります。
画面下に色々な編集機能が並びます。
明るさ
どんな雰囲気にするのかにもよりますが、意図もなく暗い写真はおいしさが出ないので、少し明るめにしています。
ストラクチャ
これはライトルームで言うところの明瞭度です。肉のデティールが浮き彫りになってくっきりします。やり過ぎるとやわらかい雰囲気が崩れたりもします。チャーシューの質感を出したいので少し上げました。
暖かさ
先ほど説明したように、色温度で食べ物の雰囲気はかわります。ラーメンは暖かい食べ物であり、チャーシューは動物性のものでもあるので、ここでは暖色を強くするのが良いでしょう。
彩度
鮮やかさをつよくします。ネギの青さや肉の焼き色をすこしオーバーに見せる事でよりおいしそうに見えます。
チルトシフト
instagramのチルトシフト効果は、簡単に言えば後付けするボケのことです。どこを一番魅せたいかを明確にしたい場合、魅せたいところ意外をやんわりぼかしてやると良いわけです。写真ではチャーシューとネギの部分以外がぼけるように直線のボケを使っています。
これで完成です。今回は使いませんでしたが、場合によってはコントラストを調整したりもします。
どうでしたか?食べ物はスマホ等でよくとる被写体だとおもいます。ちょっとしたコツを知っていれば、飯テロが大成功しますよ(笑
と言う事で本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。
おまけ
今日書いた記事の内容はもちろん一眼レフで撮影するときのヒントでもあり、編集にも使えますよね。ピントの位置や色温度など、ちょっとしたコツをつかめばこれぐらいの感じには撮れます。ただ、本格的な物を撮ろうとすると、やはりフード写真は奥が深いし、やることが多いですね。
これは三年ほど前に練習に撮った写真です。食器はあり合わせなので安っぽいです(笑。 レンズは50mmF1.8で、左上からライティングしています。編集で色味や明るさ等も微調整しています。
WEBサイトのコンタクトページ
http://k-illust.wix.com/kenzo-photography#!contact/c1m1u
FB
https://www.facebook.com/kenzopics
WEB
http://k-illust.wix.com/kenzo-photography
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今回はinstagramの編集機能を使いながら、食べ物を美味しそうにみせるコツをお伝えします。instagramの編集機能を使っていますが、普通にライトルームやフォトショップでも応用できます。
携帯カメラを使うにしろ、一眼レフを使うにしろ、これから食べ物を撮ってみたい人の足掛かり程度にはなると思いますので読んでみてくださいね。フード写真は奥が深くて、僕の腕ではなかなか難しい世界ですが、ちょっとしたコツくらいであればお伝えできます。
instagramとは?
知らない人はいないと思いますが、簡単に説明すると、写真を編集して保存、共有できるスマートフォン、iphone向けのアプリです。黒柳徹子さんもinstagramはじめたみたいですね(笑
では最初にコツを書いていきます。
美味しく魅せるには色温度を考える
一番大事なのがここだと思います。食べ物は暖かいから美味しいとか冷たいから美味しいとかありますよね? 色にも色温度があって温かみがある色と冷たさを感じる色があります。色の用語でいうとそういうのは暖色、寒色といわれるものです。
といっても簡単に考えてください。涼し気ないろは青っぽくて、暖かいものはオレンジっぽい色をしているでしょう?例えばお肉屋さんの肉のケースの明かりはわざとオレンジ色(暖色)です。何故かといえばオレンジにすることで肉の赤みが強くでて、新鮮さが引き立つからです。一方、冷たさが要求されるアイスは青白い色(寒色)を基調にしたデザインや看板が使われます。
写真でも人の心理に沿って色温度を決めると人はそこに反応してくれます。全ての事には理由があると言う事です。
どこが一番魅せたいのか
風景でもなんでも、写真にはメインとなる部分がそんざいします。そこをちゃんと見せてあげる事で魅力がでます。この話は 心惹かれる風景写真を撮るコツ の記事でも言った通りです。ラーメンを撮ってるのだからラーメンが主役ではありません。 ラーメンの器の中のどこが主役なのかまで突き詰めます。
構図はシンプルに
構図に自信がない場合はシンプルにいきましょう。意図なく斜めにしたりすると、ただ形が崩れている様にしかみえません。なるべくきっちり水平をとって安定感を出す事で、料理そのものの美味しそうな感じだけに意識がいきます。
※斜めに撮るのはどんな時かは 写真に躍動感を出す方法② を読んで頂ければわかるとおもいます。
場合によっては傾き補正やトリミングする
モバイルのカメラは単焦点状態なのでどうしても余計な部分が入ったりもします。場合によってはトリミング、傾き補正するのもありです。画像サイズは変わりますが、SNS投稿などではその辺りは気にしなくても良いと思います。
それでは編集をしてみたいと思います。今回は簡単に撮ったラーメンの写真を作例に選びました。余裕があるなら撮る時の環境にあわせて光を読んで撮影すると、編集した時によりよくなるのは間違いありません。
※光の読み方については 光を読んで撮影アプローチ力をアップさせよう でお伝えしました。
ラーメンを編集してみる
写真はipad air2のカメラで撮りました。
上の右側にある工具のマークを押して編集画面にはいります。
画面下に色々な編集機能が並びます。
明るさ
どんな雰囲気にするのかにもよりますが、意図もなく暗い写真はおいしさが出ないので、少し明るめにしています。
ストラクチャ
これはライトルームで言うところの明瞭度です。肉のデティールが浮き彫りになってくっきりします。やり過ぎるとやわらかい雰囲気が崩れたりもします。チャーシューの質感を出したいので少し上げました。
暖かさ
先ほど説明したように、色温度で食べ物の雰囲気はかわります。ラーメンは暖かい食べ物であり、チャーシューは動物性のものでもあるので、ここでは暖色を強くするのが良いでしょう。
彩度
鮮やかさをつよくします。ネギの青さや肉の焼き色をすこしオーバーに見せる事でよりおいしそうに見えます。
チルトシフト
instagramのチルトシフト効果は、簡単に言えば後付けするボケのことです。どこを一番魅せたいかを明確にしたい場合、魅せたいところ意外をやんわりぼかしてやると良いわけです。写真ではチャーシューとネギの部分以外がぼけるように直線のボケを使っています。
これで完成です。今回は使いませんでしたが、場合によってはコントラストを調整したりもします。
ブログの記事用に編集しなおして保存したらスクエア比率で保存しちゃいました(汗
どうでしたか?食べ物はスマホ等でよくとる被写体だとおもいます。ちょっとしたコツを知っていれば、飯テロが大成功しますよ(笑
と言う事で本日は以上です。読んでいただきありがとうございました。
おまけ
今日書いた記事の内容はもちろん一眼レフで撮影するときのヒントでもあり、編集にも使えますよね。ピントの位置や色温度など、ちょっとしたコツをつかめばこれぐらいの感じには撮れます。ただ、本格的な物を撮ろうとすると、やはりフード写真は奥が深いし、やることが多いですね。
これは三年ほど前に練習に撮った写真です。食器はあり合わせなので安っぽいです(笑。 レンズは50mmF1.8で、左上からライティングしています。編集で色味や明るさ等も微調整しています。
ニコンD5100/マニュアルモード/
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G/35mm換算で75mm相当/F4/1/100秒/
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G/35mm換算で75mm相当/F4/1/100秒/
WEBサイトのコンタクトページ
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by kenzosyasin
| 2016-09-28 18:04
| 写真の実践